神社名 | 荒神社(火産霊神社) | |
鎮座地 | 和気町清水 | |
年 代 | 不詳 (鳥居に「明治13年6月30日」の刻字があり、その頃か?) | |
作 者 | 不詳 | |
備 考 | 国道2号線から国道374号線を北上し、傍示ヶ峠を越えて清水集落の西山麓に鎮座する神社。備前焼の本場に近いでだけあって、狛犬(宮獅子)はやや小ぶりではあるが逸品。阿像は巻き毛、吽像は並み毛で、それぞれ特徴を表現しているが、残念ながら作者の銘はない。 H27.12月、盗難に遭う |
50 ×37× 72 p |
拝殿の前で頑張っている狛犬 |
50×37×70p |
<H28.02.03> 「備前焼狛犬盗難」と報道された神社の1つ。鳥居を潜って拝殿に進むと台座の上には狛犬:宮獅子の姿はなく、代わりに備前焼きの恵比寿様が座っていた。台座には、狛犬さんの足型と像を留めていた金具が残っており、剥がされるときはさぞ悔しかっただろうと思われる。一日も早く、無事に帰還されることを願うのみ。 |
足型が残っている |
台座には… |
恵比寿様が留守居役 |
<H28.07.29 > 岡山西警察署が盗まれた狛犬を元の神社に返還したとの報道があってから3か月経ったので、確認のため現地を訪れる。境内入り口には、防犯対策として新しくフエンスが設けられていた。正面に回って鳥居を潜り、拝殿前に進むと見覚えのある狛犬さんが迎えてくれる。先ずは無事の帰還をお祝いしてお賽銭を奉じてから、詳細に観察する。阿吽とも、数か所に軽傷(ひび割れ)が認められるがそんなに心配する程ではない。首に巻かれた注連縄から推測すると、再度配置に付かれてから2か月位は経過しているようだ。現役復帰をお祝いするとともに、引き続いての警護をお願いして別れを告げる。 |
||
<荒神> 出典:「岡山県神社誌」抜粋 民間で信仰される火の神、土の神を云う。三宝荒神とも呼ばれ、信仰内容は多様である。一般に、屋内に祀られる場合は火の神、竈の神とされるが、農耕神的な信仰もある。屋外に祀られる荒神は、屋敷の守護神、地域の守護神、一族の氏神と云った信仰があり、農耕の神としても信仰されている。 <火産霊神・火結神:ほむすびのかみ> 出典:「大辞林」 祝詞にみえる火の神。伊弉諾・伊弉冉の二尊の子。記紀神話の「かぐつち」に当たる。 |