神社名  鴨布勢(六座)神社   (岡山県神社庁加盟
鎮座地  赤磐市(山陽町)上仁保
大きさ  (ァ像) 75×50 ×95 cm
年 代   大正7年(1918)
作 者  森 良明  68翁
備 考  西参道の鳥居を潜り、少し進むと石段の両サイドで迎えてくれる。作者は、細工物の名工「森 良明」氏で、「69翁」と刻まれている。たて髪、獅子紋、尻尾等に阿吽の違いがあり、流石!と感心する。翁は昭和10年に逝去されているが、現存する備前焼狛犬:宮獅子の逸品である。
 *平成27年11月、盗難に遭い、行方不明となる

   
東参道
 

        
 <H28.1.30>
 新聞等で「備前焼狛犬盗難」を知り、現地を訪れる。表参道からは特段変わった様子はなかったが、西参道の鳥居奥にあった備前焼狛犬:宮獅子の姿は消えていた。台座には足型だけが残っており、何としても淋しい限り。名工「森 良明」の傑作、どうか元気でいてほしい!
 
主の居なくなった台座
 
西参道

残っているのは足型のみ

 <H28.11.20>  戻ってきました!
 秋の収穫も終わり、ボツボツ迎春の準備をする頃となり、消息を訪ねて参拝する。すると西参道の鳥居の奥に備前焼きの狛犬【宮獅子】さんの姿が見えた。車を停めて早速に参拝。戻ってきた狛犬さんは綺麗になっており、「森良明」翁のサイン・陶印も鮮明に残っている。氏子の皆さんも狛犬さんの無事帰還を喜ばれ、安心されたことだろう。何はともあれ、元気で新年を迎えられることを寿ぎ、お賽銭も弾んで参拝を終える。
     
 
 鳥居の奥に狛犬さんの姿が見える。 戻ってこられたのだ!