神社名 徳守神社       (岡山県神社庁加盟
鎮座地 津山市宮脇町


製作年 慶応  2(1866)
製作者 不詳
大きさ 85×45×100
備 考 旧県社の表参道で頑張っている。片ひじをつ
いて毬を抑えているのが特徴。また、多くの
丸いシシ紋が浮き彫りされているのも珍しい。
吽像の子どもが台座から落ちそうなのも愛嬌

             

 神社(お花宮)に関する伝承(小出公大著 「岡山県の伝承」)
 昔、津山森藩の家老・原十兵衛の家に「お花」という娘が乳母として奉公してい
た。ある日、お花がちょっと目を離した隙に、お守りをしていた十兵衛の子どもが
縁側から落ちて死んでしまった。十兵衛の妻は嘆きと憤りのあまり、お花を惨殺
してしまった。その後、原家では悪いことが重なるので、廷内に祠を造り、お花を
祀ってその霊を弔ったという。この祠は、その後、西寺町の大円寺に移されたが
明治の神仏分離令によって現在地へ再度移転された。現在では、特に、婦人病
に霊験あらたかと言われ、女性のお詣りが多い。