神社名 | 祇園神社 (岡山県神社庁加盟) | ||
鎮座地 | 倉敷市下津井 | ||
備 考 | 下津井港を見下ろす岬の上に鎮座する旧村社で、海上安全、風波安静の大神として尊崇を受け、港と盛衰を共にした神社。 文政3年(1813)に建てられた大鳥居を潜って表参道を登って行くと広い境内が開け、拝殿の前で2対の狛犬が迎えてくれる。 先ずは備前焼の狛犬(宮獅子)。姿・形がシッカリしており、さぞや名のある陶工の作と思われ、横に回ってみると「備州伊部住 木村新七良・貞清の銘が刻まれていて納得。 次に石造の狛犬が控えているが、年代はこちらの方が古く、しかも石工の銘も刻まれており、なかなかの力作。 そして拝殿に参拝して奥に回ると、本殿の横でやや小型の宮獅子が頑張っている。失礼して玉垣内に入って観察すると、阿吽像とも可なり深手を負っており、尻尾を取り付けていた穴も空いていた。顔の表情、たてがみ等もシッカリ刻まれているが、残念ながら作者の銘はない。ゆっくり余生を過ごして貰うようお願いして玉垣の外に出る。 |
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