神社名   春日神社                (岡山県神社庁加盟)
鎮座地   熊山町小瀬木
狛犬 製作年  昭和17(1942)年10月1日 (台座)
作 者   金重 勇 (陶陽) 
大きさ   (ァ像) 70×50×90 cm
備 考   小瀬木集落の北西の山麓に鎮座する神社。鳥居を潜り石段を登って行くと随神門の前で備前焼の狛犬(宮獅子)が迎えてくれる。先ずは本殿に参拝した後、狛犬の精査。
 鎮守の森に護られて阿吽とも損傷もなく元気。顔の表情や姿勢、たてがみや獅子紋もシッカリしておりナカナカの傑作。横に回ってみると、腰部に「備前伊部 金重 製」の字と陶印が刻まれていた。
 帰宅後、備前焼の作家を調べてみると、人間国宝「金重陶陽」の46歳の時の作であることが分かる。備前焼中興の祖の作品に出合えた喜びと、次の出会いへの期待が一段と高まる。
 *県内には約260対の宮獅子が確認されているが、「金重陶陽」の作品はこの1対のみ。赤磐市指定文化財