神社名 山王神社                (岡山県神社庁加盟
鎮座地 久米南町宮地                  


製作年 明治24年 (1891)
製作者 津山元魚町  廣田榮吉
大きさ 90×43×90
備 考  国道53号線からJR神目駅前を通り、北西に1.5km程行った
小高い丘に鎮座する神社。随神門を潜り、急な石段の上で迎え
てくれる。阿像は毬を抑え、吽像は子狛犬を従えている。
特に子狛犬の表情が厳しく口を開けて吠えているのが特徴的。

    

 神社に関する伝承                    (岡山県神社誌)
 昔は、宮地村粒木山の山頂に鎮座し、山王大権現と称していた。その頃、旭川の福渡八幡の
瀬で舟・筏の転覆・沈没することが多く、村人が心配して易者に占せたところ、「これより1里余の
北方山頂に神あり、神位高く、将にこの川に臨み神殿霊顕犯すべからず、よろしく勝地をトして
速やかに御遷座奉るべし」とのお告げがあったので、当地にお遷しすることとなった。
 しかし、ここには既に松尾神大明神の一座があったので、山王両社と称え奉った。その後、日
枝神社、宮地神社と改称したが、昭和15年1月に山王神社に復称した。