神社名 疫清神社                     (岡山県神社庁加盟)    
鎮座地 神郷町釜村田口                 


製作年 不詳(明治28年?)
製作者 不詳
大きさ 90×50×110
備 考  県道新見多里線を北に200m入った山麓に鎮座する神社。
両部鳥居を潜り更に進むと、330年を越す杉の大木に守られた狛犬が
見えてくる。近づいてよく見ると、ア像には1匹、ウ像には2匹の子供が
いる。子連れの狛犬は時々見かけるが2匹も連れたのは初見。しかも
双方とも迫力満点。さぞや名のある石工さんの作と思われるが残念な
がら銘は無い。珍品に出会えたことに感謝し、身を引締めて参拝した。

     
 

  神社に関する伝承          (岡山県神社庁 「岡山県神社誌」)
 寛文11年(1671)、釜村の神主飯田忠清・同作太夫の両人が願主となり、釜村田井谷に疫清神宮と称えて素佐之男命を御祭神として一宇を建立し、村中の安全と守護を祈った。以後、30年ごとに御社殿の屋根の修復を行い、明治初年に村社に列格された。
*文永8年(1271)の検地帳に「田口の名主の清国の下に疫神免という神田あり、後藤三という百姓が耕作していた」との記録があることから、鎌倉中期には田口に疫神社があった筈である。・・・「神郷町史」