神社名 千代稲荷神社          (岡山県神社庁加盟
鎮座地 津山市山下       


製作年 昭和 41(1936)
製作者 不詳
大きさ (中)
備 考  津山城の東山麓に鎮座する神社。お稲荷さんの使わしめであるキツネが2対、赤い前垂れを付けて迎えてくれる。キツネの像そのものにはさほどの特徴はないが、神社の由緒には興味津々。              

  
 
    神社に関する伝承           ( 「縁起書」 )
 承平4年(934)、八幡様のお祭りをしていたところ、1羽の鶴が大空から舞い降りてきて、お宮の大杉に止まった。よく見ると、嘴に1把の稲穂をくわえていた。やがてこの鶴は人々の頭上を舞い遊び、その稲穂を神前に落とすと東に翔び去った。里人がその籾を神田に植えたところ、畦が隠れるほどの大収穫があった。そこで、大杉に五穀の神が降臨されたものとして、鶴の千歳を冠し、千代稲荷神社とあがめ、お祀りすることとした。そして大杉のあるお山を「鶴山」と呼び、毎年、神田で獲れる新米をお供えする習わしとなった。