神社名 羽黒神社       (岡山県神社庁加盟
鎮座地 倉敷市玉島中央町


製作年 寛政  3(1791)
製作者 大坂西横堀 名田屋五良兵衛
大きさ 80×45×92
備 考   東参道で頑張っており、玉島港が瀬戸内有数の
商業港として栄えた証でもある大坂産の狛犬。
 本殿前には、くつろぎスタイルの備前焼の狛犬、
拝殿内には金・銀の狛犬一対を見ることができ、
愛好家には見逃せない神社の一つ。

  

    神社に関する伝承            (岡山文庫23 「岡山の伝説」)
 中松山藩主水谷侯は、玉島阿賀崎の干拓を計画。工事は順調に進み、阿弥陀水門の工事を残す
だけになった。ところが、水門は何回造っても潮で流されてしまい、工事が完成しない。これは龍神
様の祟りに違いないと、人柱を立てることになった。しかし、人柱になる者がいない。そこに美しいお
玉という娘が現れ、人柱になると言う。お玉を人柱に立ててから、水門の工事は無事に終わり、干
拓は完成した。そこで、人柱となったお玉を祀ることことし、お玉がお歯黒を付けて人柱になったので
以後、羽黒神社と称することとした。